2016.12.09
一度食べたら忘れられない。<鈴懸>の苺大福の季節がやってきた!
毎年、冬から早春の時期に期間限定でお目見えする大人気の和菓子、<鈴懸>の「苺大福」をご存知ですか? その無二の味わいは「一度食べたら忘れられない」と称されるほど。美味しさが話題となり、近年では外国人観光客にも大人気。伊勢丹新宿店だけで1日に約2,300個も売り上げたことがあるんだとか!
その魅力はどこにあるのか、徹底解剖します。
「苺が主役」をコンセプトに、10年ほど前に誕生
まず、目を引くのが極薄の皮。その薄さは中のこし餡の色がうっすら透けて見えるほどです。苺大福からちょこんと覗くのは、福岡産「あまおう」の頭のてっぺん。割ってみると、とにかく中の苺の存在感に圧倒されます……! 餡を押し広げるように上下左右みっちり詰まった大粒の苺。大福の中に苺が入っているものが苺大福というイメージを大きく覆すこのビジュアルは、和菓子の新たなひとつのジャンルと言っても過言ではないかもしれません。
それもそのはず、この苺大福が作られたのは「苺をより美味しく感じるためには、どうすればいいか」という発想から。
「苺本来の味を引き立てる和菓子を作ろう、と求肥・餡に趣向を凝らし、およそ10年前に誕生したものです。当時からそのコンセプトは変わっていません」
契約農家から直接仕入れる「あまおう」
主役のあまおうは、契約農家から直接仕入れているもの。苺の収穫は天候などに左右され、その年ごとに収穫期間も量も変わるため、収穫が終わり次第販売も終了。そのため、あまおうが収穫できる時期だけの限定商品なのです。
「苺をはじめ、使用する素材は毎日同じものができるわけではないので、一番美味しくなるよう、味を日々少しずつ調整しています。今年も苺の育ちは順調なので、美味しい苺大福をお届けできると思いますよ」
苺の甘さを引き立てるなめらかなこし餡
口当たりがなめらかなこし餡も、苺の美味しさを引き立てるためのもの。
「餡は、なめらかな舌触りになるように小豆の皮をむいてしっかりこしています。『あまおう』はとても甘いので、餡が勝ってしまわないよう、甘さは控えめに。入れる餡の量や水分量も工夫しています」
苺と餡のバランスを見ながら、極薄の求肥が破れないように手包みするには、相応の技術が要されるのだとか。人気商品を少しでも多くのお客さまに届けることができるよう、職人はこの技を徹底的に磨くのだそうです。
人気商品を必ず手に入れたいなら?
人気商品なので品切れのことも多いですが、狙い目の時間帯は……?
「朝早くからその日販売する分をずっと作り続けていますが、苺の数の関係もあるので、狙い目の時間帯を聞かれるとちょっと難しいのですが……。遅い時間になると完売してしまうことも多いので、なるべく早目にいらしていただくといいかもしれません」
一度食べたらきっと忘れられない<鈴懸>の「苺大福」。今しか味わえない甘酸っぱい魅力をお見逃しなく!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=甘の味/鈴懸にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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