2016.09.29
東京随一の豊富さ! 伊勢丹新宿店で買えるいちじくは20種類以上もあるんです。ゼリー系、ムース系、ジャム系…
プチプチした食感と魅惑のフォルムが人気の「いちじく」。皮は赤茶色、中は白い果肉と赤い種が定番と思いきや、世界にはたくさんの品種があるってご存じですか? 実は伊勢丹新宿店のフレッシュマーケットには、8月中旬から10月上旬にかけて、常時20種類以上もの品種が入荷し、その品ぞろえの豊富さは東京随一を誇るんです!
その中から食感が個性的な「ゼリー系」「シャリシャリ系」「ムース系」「ジャム系」の4つの特徴に分けて、10種類のいちじくをご紹介。解説してくれるのは、伊勢丹新宿店、青果スタイリストの土屋洋子さん。多くのいちじくを食べ比べ、果皮や果肉の色合い、味の質や食べ方まで熟知するエキスパートです。
甘くてトゥルッとした口当たりは、まるで「ゼリー」を食べているよう!
果皮が緑色の「アルマ」は、切ると濃紅色の鮮やかな果肉が出てきてトゥルンとゼリーのような口溶け。果皮が黄色に近い「メアリーレーン」は、果肉は薄いオレンジ色の穏やかな色合い。ともに糖度以上の甘さを感じ、口の中で華やかな香りを放ちます。後口は意外にもさっぱり!
「シャリシャリッ」とした、種の歯ごたえが心地いい!
「ドーレ・ド・ポルクロール」は果皮が黄緑色、果肉は赤、桃、黄、白がまだらに入り混じっているのが特徴。一方「ブルジャソットグリス」は、鮮やかな赤色の種が目を引きます。どちらも種がシャリシャリッとしてみずみずしく、酸味と甘みのバランスがよいので、いくらでも食べられそう!
口の中でほどけていく、きめ細かい「ムース」のような果肉が特徴
熟すと果皮がややオレンジがかり、種部分も淡い同系色になる「アーチペル」は、やさしい甘みでほのかにミルクのような風味。ふわっとムースのように消えていきます。黒くつややかな「ノアール・ド・カロン」はきめ細かい果肉が濃縮していて甘く、食べた後も口の中に美味しい余韻が残ります。
完熟すると「ミツ」がしたたり、甘みがグッと際立つ
やや小粒の2種は、ジュワッと存在感のあるミツが特徴的。皮は黄緑、果肉が淡い色の「カドタ」は産毛が少ないので皮ごとでも食べやすく、香りは控えめで上品な甘さです。「ホワイトイスキア」は、熟すと果皮が茶色になってやや黒ずんだ色合いになりますが、甘みがグッと増してとろけるような食感に!
過熟すると果肉の紅色が深くなり、「ジャム」のようなねっとり感
果皮は緑で果肉は美しい桃色の「ポルトガロ」、皮は濃赤色で種が赤みがかった面長な「サルタン」。見た目には差がありますが、どちらも果肉がねっとりとして、まったりとした甘みが口に広がります。「このままパンにのせて食べてもおいしい」と土屋さん。まさに「ジャム」 です!
無農薬で世界80品種の栽培に挑む、大阪「ふじいいちじく園」
今回ご紹介したいちじくは、すべて大阪府羽曳野市「ふじいいちじく園」で栽培された良品。土屋さんが「いちじく名人!」と呼ぶ藤井延康さんは、ヨーロッパやアジア原産の品種など多岐に渡ってチャレンジを続け、数種からはじまった栽培は、現在なんと80種以上に!
伊勢丹新宿店では、1~2品種を詰め合わせにして1パック648円~(税込。直径4cm程度のもので2~6個入り)販売しています。季節ものなので天候に左右される商品。見つけたら、即買いです!
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=フレッシュマーケットにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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