2017.01.14
牛・豚・鶏どれを選ぶ? 3種のたれを味比べ。三越伊勢丹<THE FOOD>試食会
食を知り尽くした三越伊勢丹グループのバイヤーたちが全国各地で発掘した「本当に使い続けたい」食品を提案する新ブランド<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>が誕生しました。それを記念して、料理研究家や有名ブロガーなど美食家の皆さまに集まっていただき、三越伊勢丹自信の一品を楽しむ美食の会を開催しました。
今回は3回目の開催。1回目と2回目の様子はこちらの記事で紹介しています。
不揃いだから美味しい、本物の梅干し「龍神梅」。三越伊勢丹の<THE FOOD>試食会
出汁パワーに感嘆! 秘境で育む「干し椎茸」。三越伊勢丹<THE FOOD>試食会
<THE FOOD 美食の会メンバー>
(写真左から)松前博恵さん(ジェネリーノ代表)/izuminさん(ブロガー)/木村伸子さん(料理研究家)/瀬川あずささん(食レコ代表、ワイン研究家)/道明寺さくらさん(美食コンシェルジュ)
※詳細プロフィールは記事末尾に記載
本日の品:肉のたれ
<ISETAN MITSUKOSHI THE FOOD>葱たっぷり旨酢 肉のたれ、おろしにんにく生姜 肉のたれ、おろし玉ねぎ生姜 肉のたれ 各(200g)638円(税込)
肉用の「たれ」は実にさまざまな商品が登場しており、近年では化学調味料を使わない商品も増えてきました。やさしい美味しさが魅力な反面、ちょっと物足りない印象のものも……そんな不満を解消してくれたのが福島県にある小さな工房<こまや>。韓国家庭料理に使われる「ジャン(たれ)」のレシピを元に生み出したたれは、化学調味料不使用ながらもパンチがあり、かつ上品な味わいに仕上げられています。さらにレシピや具材の切り方、混ぜるタイミングを変えることで、牛用、豚用、鶏用と、3種類の異なる味わいを表現。焼肉だけではもったいない、新しい「たれ」を紹介します。
ナチュラルだけどすっきり! たれ3種を味比べ
まずは牛用の「おろしにんにく生姜」、豚用の「おろし玉ねぎ生姜」、鶏用の「葱たっぷり旨酢」を比べてもらうことに。さすが食通の皆さん、すぐにパッケージと裏ラベルをチェック。
松前さん:面白い! お肉によって3種類あるなんて興味をそそられますよね。
道明寺さん:ビニールの包装も軽くていいですよね。焼肉のたれって大抵お肉と一緒に買うからビンだと重くて……。
izuminさん:あと必ず見ちゃうのは裏ラベルですね。
瀬川さん:材料と産地は必須ですよね。よく「健康」をうたっていてもラベルを見て残念に思うこともあるんですよね〜。
それでは実際に味をみてみましょう。左から豚用、鶏用、牛用。見た目もずいぶん違います。
瀬川さん:思ったよりもサラッとしていますね。添加物が入っているたれはドロっとして甘過ぎると感じることもあるのですが、これはそんなベタつきがまったくないです。
道明寺さん:私もそう思う。焼肉のたれって添加物が多い印象で普段はあまり使わないのですが、このたれはとてもナチュラルで、しかもちゃんと濃い。
izuminさん: 3つとも味が全然違いますよね! 特に豚と鶏は初めての味です。
瀬川さん:私は生姜が好きなので「豚用」がお気に入り。
松前さん:葱が入った「鶏」は、なかなか他にはない味じゃないかな。私はこれがすごく好き!
皆さん、味見をしてたれのイメージが変わってきたようです。
「鶏用」たれでアレンジ料理に挑戦!
木村先生:それでは実際に料理を召し上がっていただきましょう。今回は「鶏用」のたれでいろいろ作ってみましたよ。
① 鶏用のたれ☓蒸し鶏
まずは蒸し鶏を「鶏用」のたれをかけていただきます。
木村先生:この組み合わせは王道ですよね。蒸し鶏との相性を見てみてください。
松前さん:もう、今すぐ買って帰りたい(笑)。本当に好きな味です。
木村先生:ちなみに付け合せの蒸し野菜は、「鶏用」のたれ・マヨネーズ・鶏肉から出たスープを混ぜて野菜を和えただけです!
松前さん:肉以外の料理にも使えるんですね、これも美味しい!
② 鶏用のたれ☓豚肉の中華スープ
木村先生:今回、私の大発見がこれ。なんと「たれ」だけで味付けしたんです。
松前さん:「たれ」を使っているのにすごく優しい味ですよね。化学調味料不使用だからかな? 美味しいです!
木村先生:ね、美味しいでしょう? 出汁も取らずに、ただ入れるだけでこの味が出るなんて驚きましたよ。
izuminさん:野菜のうまみもしっかり立っていて、まるで焼肉屋さんでいただくスープみたい!
③ 鶏用のたれ☓和牛のハラミ
木村先生:最後は牛肉。これもあえて「鶏用」のたれで料理してみました。焼いたお肉にかけるだけではなく、漬け込んでからミディアムに焼いています。
瀬川さん:食感も味もやさしい。たれを直接口にするよりも余韻を楽しめますね。「鶏用」は、こんな風味付けに向いているのかも!
木村先生:今日はたれの汎用性を見てみたくて「鶏用」のたれを鶏肉(蒸し鶏)、豚肉(中華スープ)、牛肉(ステーキ)に合わせてみました。1種類のたれでもいろんな使い方ができるんですね。
松前さん:ほかにはなんだろう? サラダのドレッシングにもよさそう。あとはトマトを一晩たれに漬けたりしてもいいかも。
瀬川さん:シンプルにきゅうりや大根にそのままかけたいです。
木村先生:ちなみに、豚用と牛用のたれは、ゆでたうずらの卵を漬けても美味しいんですよ! たれを使えば、あれこれ味付けを工夫しなくても簡単に美味しくなります。たれって、本当はすごく可能性がある調味料だって、もっと知ってほしいです。
<美食会メンバープロフィール>
木村伸子
1987年より「一人でととのえるおもてなし料理」をコンセプトに自宅にて木村伸子料理教室を開講。 2008年4月にINO CINQクッキングスタジオを開設。料理教室のほかに講演、テレビドラマの料理指導、イベント企画、MCなど「食」にまつわるさまざまな活動を行っている。2012年から伊勢丹新宿店のキッチンステージの運営に携わる。
道明寺さくら
食べ歩き歴25年以上の美食コンシェルジュ&フードアナリスト。特にフレンチ、イタリアンが好み。大人の女性の嗅覚で日々素敵なレストランを発掘し、情報を発信している。茶道専任講師資格(茶名)を持ち、稽古後に伊勢丹を利用。和菓子にも精通し、和菓子コーナーにて手土産や自分用のアイテムをよく購入している。
瀬川あずさ
「食」にまつわる感動を食べ歩きブロガーが伝えるポータルサイト「ブロぐるめ!」を運営する株式会社食レコ代表。レコール・デュ・ヴァン新宿校の主幹講師として活躍中。伊勢丹新宿店にはワインスクールのあとに立ち寄り、手土産を探すことが多い。
izumin
ブロガー歴13年以上。独自の視点で写真を編集し、ビジュアル重視の「魅せるブログ」記事を多く展開。現在はライターとして大手出版社の各媒体への寄稿も多数。日本各地、世界各国を巡って美味しいものを探し、発信している。伊勢丹立川店で製菓用の素材を買い求めることが多い。
松前博恵
1,000名の専門性を持つスペシャリスト主婦が所属する「ジェネリーノ」代表。企業との商品開発など、主婦ならではの視点を生かした活動を続けている。自称調味料オタクで、伊勢丹新宿店では<シェフズセレクション>によく出没している。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。また、伊勢丹オンラインストア、
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Ranking
人気記事ランキング