吉祥寺の＜パティシエ ジュン ホンマ＞の正統派ケーキに心満たされる

さまざまな文化が交差する街、吉祥寺。駅から徒歩6分、インテリアショップや個性的な飲食店が軒を連ねる道の先に＜パティシエ ジュン ホンマ＞はあります。店に入ってすぐ目につく大きなショーケースには、フルーツをふんだんに使ったキラキラと輝くケーキがびっしり！ 地元で愛されるケーキの味の秘密を探りました。

パティシエの原体験は「母が作ったホットケーキ」

オーナーパティシエである本間淳さんのこだわりは「誰にでも愛されるケーキを作ること」。

「現実的には難しいことだとわかっているのですが、できるだけ多くの方に喜んでもらえるように、アルコールの使用を控えたり、卵を使わないクッキーを焼いたりしています。それでもきちんと『美味しい』と言ってもらえるものを作るのが私のこだわりですね」

本間さんのお菓子作りの原体験はお母さんが焼いてくれたホットケーキ。子供のころはおやつを目当てに、家に友人たちが集まってきたそうです。

「ホットケーキが焼けると家中に良い香りがただよっていました。みんなでおやつを食べた幸せな体験が私をパティシエにしたんだと思います」

パリを想わせる思い出の街、吉祥寺でパティスリーを

本間さんは専門学校を卒業後、銀座ぶどうの木、ホテル西洋銀座、フランスのヴェルサイユのパティスリー、ベルギーのブリュッセルのパティスリー、名店＜シェ・シーマ＞、高円寺＜ラ レーヌ＞で腕を磨いたのち、独立。老若男女が行き交う街、吉祥寺で2011年からパティスリー＜パティシエ ジュン ホンマ＞を開きました。

＜パティシエ ジュン ホンマ＞のケーキは、クリームや土台のタルト生地一つひとつからも仕事の丁寧さが伝わってくる、ストレートな味わい。ひと口ごとに驚きと発見があり、飽きることがありません。とくにおすすめの3つのケーキをご紹介します。

5種のフルーツがぎっしり。甘い香りのシブースト

シンプルな材料で作られることの多いシブーストですが、＜パティシエ ジュン ホンマ＞のシブーストは、クリームの中にフルーツがたっぷり。マリネにした白桃、洋梨、バナナ、パイナップル、ラズベリーが見事に調和し、まるでひとつのフルーツのようです。はっきりとした甘みとカラメルの苦味の相性も最高。スイーツ好きならぜひとも味わうべき一品です。

どこを食べても幸せ。デリスポワール

ラズベリーとたっぷりのアーモンドを混ぜ込んだタルト生地に、キャラメルムースと洋梨のコンポートをのせたデリスポワール。噛むほどにアーモンドの香りが鼻腔いっぱいに広がる、満足度の高い一品です。甘すぎないキャラメルムースととろけるような洋梨、ザクザクのタルト生地が絡む瞬間はまさに至福のひととき。

栗がたっぷり濃厚！ 贅沢な和栗のモンブラン

四万十栗を使った和栗のモンブランは、伊勢丹新宿店のマ・パティスリーのために開発された限定商品。おおぶりの和栗を上にも中にも使った贅沢な一品です。タルト生地の上には、3種類のクリームがバランス良くたっぷり。濃厚なコクと上品な甘さを堪能できます。

仕事の丁寧さが伝わる、やさしさと美味しさを両立した＜パティシエ ジュン ホンマ＞のケーキ。お茶を入れて、大切な人と一緒にケーキをほおばれば、これ以上ないほど心満たされるひとときが訪れるでしょう。

（追記：2016年9月7日（水）　10時50分）
一部掲載商品の価格が変更になりました。
（変更前）■＜パティシエ ジュン ホンマ＞シブースト　453円（税込）
（変更後）■＜パティシエ ジュン ホンマ＞シブースト　454円（税込）
（変更前）■＜パティシエ ジュン ホンマ＞デリスポワール　500円（税込）
（変更後）■＜パティシエ ジュン ホンマ＞デリスポワール　508円（税込）

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