2016.08.02
<とらや>の新たな羊羹が生み出す、和菓子の新しい魅力
「羊羹」と聞いて思い浮かべるものといえば、直方体のどっしりとした佇まい。そんないつもの羊羹と違う新しいタイプの羊羹が、<とらや>とプロダクトデザイナー・松村光氏のコラボレーションによって生まれました!
薄さは約2mm! 見た目だけでなく、味わいにもこだわったという注目の羊羹の制作秘話と美味しさの秘密についてご紹介します。
「もっと気軽に、もっと自由に、羊羹を楽しんでいただきたい」という想いがきっかけ
実は、今回のコラボレーションは、<とらや>とifs未来研究所が仕掛けたもの。伊勢丹新宿店・和菓子アシスタントバイヤーの遠藤理紗さんによると、根幹のコンセプトは松村氏のひとことから始まったそう。
「松村氏がある人に、『和菓子の持つ世界観をリスペクトしているので、羊羹とお茶を一緒に食べる時に緊張してしまう』と言われたことが今回の商品を発想するきっかけになったのだそうです。プロジェクトチームでは、羊羹に親しんでいただける入り口としていつもよりも自由に、気軽に食べられるような羊羹を作ろうと、アイデアを出していきました」
大発見! いつもの美味しさとは違う舌触り、味わい
NATSU NO TABI(ナツノタビ)
「羊羹を薄く切って食べると、いつもと違う美味しさがある」というひらめきから生まれた『NATSU NO TABI(ナツノタビ)』。黒糖と和三盆糖の2種類の羊羹を、職人が2mmほどに薄く削ぎ、1枚1枚交互に重ねています。
「厚く切った羊羹の美味しさを大切にしている<とらや>が、薄切りの羊羹を販売するのは新しい挑戦なんです。羊羹の表面にうっすらと入った千筋模様は、商品名にもある『夏』らしい涼感を演出しています」
職人のチャレンジが生み出した美しい羊羹
カレ ド 羊羹 マーブルバニラ/マーブルラム
羊羹を均一な厚さで薄くカットするのは、高い技術を要する至難の業。ところが、『NATSU NO TABI』を作った<とらや>の職人から、「さらに難しいことにチャレンジしてみたい」とリクエストが。そのチャレンジ精神により、『カレ ド 羊羹』が誕生しました。
サイズは縦横20cmほど、味わいは「バニラ」と「ラム」の2種類があります。こちらも、『NATSU NO TABI』と同様に職人が約3mmの薄さに1枚1枚カットしたものです。
「見た目も味も、今までの羊羹とは違うので、若い方や、海外の人々、ファッション感度の高い方にも喜んでいただける仕上がりとなっています」
お出かけやアレンジ、楽しみ方は自分次第
松村氏がデザインしたパッケージのスタイリッシュさもあいまって、まさにプレゼントにピッタリな商品。
「夏の贈り物の季節なので、普段お世話になっている人へ差しあげてみてはいかがでしょうか。パーティなど、人の集まる場に持って行っても盛り上がるでしょうね」
また、遠藤さんは自分用として食べることも提案。
「自由に、気軽に食べていただくことを目指したので、ピクニックなどのお供としてもお楽しみいただけます。チーズやワインに合わせたり、サラダにトッピングしたり、薄切りしてトーストにのせたりと、お客さま自身でさまざまな食べ方を探っていただきたいです」
サラダにトースト!? 薄切りの羊羹には、未知の可能性がたっぷり詰まっているのですね。大切な人へのプレゼントとしてはもちろん、自分でもぜひ楽しみたい逸品です。
商品の取扱いについて
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