プロが選ぶ、デパ地下の美味しいおすすめカレーパン5選

サクサクの衣にふんわりパン生地、ひと口食べるとあふれ出す濃厚なカレー……。おかずパンの代表選手といえば、昔も今も大人気のカレーパンですよね。形状、具材などお店ごとに多種多様な味わいを楽しめる定番のパンですが、なかでも最近、デパ地下のカレーパン競争は「すごい」ことになっているそうです。

「最近の健康ブームも影響しているのか、従来の揚げたカレーパンだけではなく、焼いたヘルシータイプも増えています」と教えてくれたのは三越伊勢丹のアシスタントバイヤー岡田麻里さん。今回は伊勢丹新宿店と日本橋三越本店で入手できるおすすめのカレーパンを5つ教えてもらいました。

①スパイスが際立つ！ カレー好きも納得の本格派

週末は行列のできる＜アンデルセン＞は、豊富な品揃えが自慢のベーカリー。本格的な食事パンからふわふわの菓子パンまで幅広いラインナップが支持されています。人気店のカレーパンは「これぞカレーパン」といえる王道の一品です。

「見た目はスタンダードな形で、中身のカレーにしっかりとこだわった本格派。ルーにはクミンやコリアンダー、カルダモンなどのスパイスが加えられているので、家庭では作れない奥深いプロの味わいを楽しめますよ」

サクッとした食感とスパイシーな風味があと引く美味しさです。

②サクサクのクルトンの食感が新しい！

＜ラ・セゾン＞は、パン・ド・カンパーニュなどのハード系や、ドライフルーツなどがびっしりつまったパンなど、大人向けのパンが人気のベーカリー。こちらのカレーパンは、表面を覆うコロコロとした衣が特徴的です。

「衣に使われているのは、実はクルトン。ほかにはないサクサクとした食感を楽しめます。さらに具にはレーズンやトマトが入っているので、ひと味違ったカレーパンを試したい方にはもってこいですよ」

リーズナブルなお値段のわりに、ボリュームもあって食べ応え十分です！

③とろ〜りとろける半熟たまごに悶絶！

フランスパンで有名な＜ドンク＞の、三越を中心とした限定ブランド＜ジョアン＞は、世界の代表的な食事パンが豊富に揃うパン屋さん。厨房から焼きたてのパンが運ばれてくるので、辺りにいい香りが漂います。やや小ぶりなカレーパンは、食べてびっくりの半熟卵入り。

「トロンとした半熟たまごが全体をまろやかにしてくれるので、辛さが苦手な方にもおすすめ。具はやや甘口なのでお子さまにも喜んでいただけるはずです」

生地にもカレーが練りこまれており、小さいながらもとことん「カレー感」を堪能できます。

④ヘルシー＆しっとりな 「ナン」が美味しい！

あんぱんで有名な＜銀座木村家＞は、お茶うけやおやつにピッタリな「日本風」のパンが人気です。多くのお店のカレーパンが欧風＆フライタイプなのに対し、こちらはインド風＆白焼きが特徴。本場のナンのような大きさとふかふかした食感がやみつきになります。

「まるでカレーライスを一皿食べるようなボリュームが特徴的。揚げずに白焼きしているので重くなりすぎず、ベタつかずにワンハンドで食べられるのも魅力です」

生地の表面にはパン粉がついているので、トースターで温めてお好みの焦げ目をつければ、カリッとした食感が加わります。伊勢丹新宿店、日本橋三越、銀座三越の3店舗で取扱いあり。

⑤ディップして食べる、パーティ向けカレーパン

ラストの＜イッツ サンドイッチ マジック＞は、オードブルにも最適な多種多様で華やかなサンドイッチが魅力のお店。1,000円オーバーの高級カレーパンは、直径約18cmとパーティサイズ。大きな花のようなビジュアルが迫力満点です。

「こんなカレーパン、初めてですよね！ 周りのプチパンをちぎって、中心にあるカレーにディップして食べる斬新なスタイルです。カレーは珍しいタイカレータイプで、独特な風味とココナッツミルクのまろやかさのバランスが絶妙！」

具にはワタリガニがたっぷり入っている、まさにごちそうカレーパン。ホームパーティなどでシェアすれば、盛り上がることうけあいです。

「ちなみに、持ち帰った揚げカレーパンを家で美味しく食べるにはちょっとしたコツが。カレーパンを電子レンジで20～30秒ほど温めたのち、オーブントースターで3～5分ほど、カリッとするまで温めるのがおすすめです。」

デパ地下の多彩なカレーパンをぜひお試しあれ！

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