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2016.07.07

実は東京でも買える! 京都で人気の和菓子5選

京銘菓

東京とはまた違った「銘菓」が楽しめるのも京都の魅力のひとつ。しかしお目当ての菓子を求めて遠方から足を運んでも、すでに売り切れなんてことも…。

そんな京銘菓の中でも選りすぐりの人気商品が、実は日本橋で手に入るって、ご存知でしたか? 日本橋三越本店で買える京都の味を同店スタイリスト伊勢本拓也さんが案内します!

【日本橋三越本店 菓遊庵】オンラインで注文できる、京都からの航空便 (※6~8月は入荷がございません)>>

即日完売! 月に1度だけ出合える老舗の味<出町ふたば>名代豆餅

出町ふたばの名代豆餅

<出町ふたば>名代豆餅(5個入り) 876円(税込)

今回紹介する5品のうち、特にレア度の高いのが<出町ふたば>の「名代豆餅」です。ひと月にたった1日、毎月第3土曜日に京都から空輸され、日本橋三越本店に並ぶこの商品は、いつも即日完売。午後2時から配られる整理券を求めて1時間以上前から列ができることもあるほどだそう。

「通常の豆大福の味わいを想像して食べると、見事に裏切られると思います。餅が非常にやわらかくて、中のこし餡もなめらか。私も初めて食べたときは、『こんなにフワフワなんだ!』と驚きました」

老舗のこだわりが詰まったその味わいは、こちらの記事でぜひチェックを!

【日本橋三越本店ではいつ買える?】
毎月第3土曜日午後2時から「菓遊庵」店頭にて整理券を配布、午後3時より販売。限定100パック、おひとりさま3パックまで購入可能です。

不動の人気を博す、ザ・京銘菓<満月>阿闍梨餅

満月の阿闍梨餅

<満月>阿闍梨餅(1個) 108円(税込)※詰め合わせもあり

「菓遊庵」でも屈指の人気を誇るのが、<満月>の「阿闍梨餅」。京都・出町柳にある本店でも毎日行列が途切れず、並んでも売り切れてしまうことが少なくない「ザ・京銘菓」です。そんな菓子がなんと日本橋三越本店でも買えると聞いて、驚くお客さまも少なくないとか。

「『京都で並んだのに』と、うれしさ半分くやしさ半分でとおっしゃる方も……(笑)。魅力は、お饅頭のような見た目からはちょっと想像できない半生の皮のもちもち感と、あっさりした粒餡の味わいです。1つ108円とコストパフォーマンスが抜群なのもうれしいですよね」

美味しさの秘密は、こちらの記事でたっぷりどうぞ。

【日本橋三越本店ではいつ買える?】
常時取扱い。毎日入荷する日本橋三越本店でも、午後4時頃には売り切れてしまうことがあるので、おつかいものなどに必要なときは事前予約がおすすめです。

これがどら焼き!? 意外すぎる棒状タイプ<笹屋伊織>どら焼

笹屋伊織のどら焼き

<笹屋伊織>どら焼き(1棹) 1,512円(税込)

どら焼き、と聞いて思い浮かべるあの風貌とは大きく異なるのが<笹屋伊織>の「どら焼き」。薄皮の上にこし餡をのせ、くるくると巻き込んだ形がユニークです。

「最初、私も『どら焼き』と聞いてこの商品を見つけられなかった覚えがあります(笑)。このお菓子は、江戸末期、お寺から参拝土産を作ってほしいと頼まれた5代目が『銅鑼の上で皮を焼くお菓子を』と考案したそう。当時、あまりの人気ぶりから弘法大師の命日である21日を真ん中に、毎月20・21・22日のみの販売と定めるに至ったそうです」

層をなした薄皮はもっちりした食感で、ほどよい甘さのこし餡と絶妙にマッチ。笹ごと2~3cmに切り分けて食べるのがおすすめです。

【日本橋三越本店ではいつ買える?】
毎月20日に入荷。当日で売り切れてしまうことも多いため、事前予約がおすすめ。

風雅な佇まいに感じる「京らしさ」<俵屋吉富>雲龍

俵屋吉富の雲龍

<俵屋吉富>雲龍(本棹) 1,404円(税込)、(半棹) 756円(税込)

村雨餡で小倉餡を手巻きした<俵屋吉富>の「雲龍」。「の」の字の断面で雲に上る龍の姿を表現したという風雅な佇まいに、京都らしさを感じます。

「『棹(さお)』ごと手に持つとずっしりと重みを感じます。コクがあり上品な甘さが際立つ味わいは、濃い目のお茶とよく合います。お客さまをおもてなしするお茶の席に、とお買い求めされる方が非常に多いですね。渋めのパッケージもあってか、実は男性にも人気が高いお菓子なんですよ」

【日本橋三越本店ではいつ買える?】
常時取扱い。

完成された見た目と味のバランス<亀屋良長>烏羽玉

亀屋良長の烏羽玉

<亀屋良長>烏羽玉(6個入り) 486円(税込)

最後に紹介するのは、<亀屋良長>の「烏羽玉」。艶やかな漆黒の粒は、まるで宝石のように美しく、食べるのがもったいなく感じてしまいます。

「黒糖を練り込んだ餡子玉です。沖縄・波照間島の黒糖を使用し、まわりには寒天をかけて、濡れたような艶感を出しています。愛らしいサイズですが、コクのある黒糖の味には、おそらくこの大きさがベスト。初めて食べたとき、見た目、味ともに『これ以上手の加えようないバランス』と感じ、その完成度にとても感動したのを覚えています。艶やかな見た目からか、特に女性に人気が高いお菓子ですね」(伊勢本さん)

【日本橋三越本店ではいつ買える?】
常時取扱い。

京都ならではの雅なお菓子を、日本橋で手軽に楽しめるなんてうれしい限り。彼の地に想いを馳せながら、濃い目に入れたお茶と一緒に優雅な時間をどうぞ。

【日本橋三越本店 菓遊庵】オンラインで注文できる、京都からの航空便 (※6~8月は入荷がございません)>>

文: 斉藤彰子

写真:菅井淳子
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

バイヤー・スタイリスト / 伊勢本拓也
日本橋三越店本店の本館地下1階「全国の銘菓 菓遊庵」担当5年目。味・素材・地域・歴史・ストーリーなど多様な切り口がある和菓子の魅力を伝え、和菓子好きのお客さまとの会話を楽しむべく、日々勉強中。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、日本橋三越本店本館地下1階=菓遊庵にてお取扱いがございます。

独自の味覚と感性で厳選した全国の銘菓をお届けするお菓子のセレクトショップ、三越オンラインストア「菓遊庵」はこちら。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。

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