2016.06.03
日本橋三越のバイヤーも唸った! 感動する甘さのブランドトマト3品種
スーパーでトマトを選ぶとき、濃い赤色のものを選んでみたものの、甘さはいまいちだったという経験は誰でもあるはず。期待を裏切らない本当に美味しいトマトを求めて、日本橋三越本店へ向かうと……。
「青果市場に出回らないようなブランドトマトなども、バイヤーが生産者と直接のやりとりをして店頭に並べています」こう語るのは、日本橋三越本店本館地下1階の青果コーナー<室町万弥>の二宮店長です。味を知っているプロならではのセレクトで、感動必須のおすすめトマトを3つご紹介いただきました。
①糖度の高さが自慢!<優糖星(ゆうとうせい)>
「<優糖星> は、和歌山県のJA紀州が商標登録しているミニトマトで、和歌山県日高郡印南町の限られた農家だけが栽培を許されています。元々はキャロルセブンという品種を改良して、8度以上の糖度のものだけが<優糖星>の名前で出荷されているんです」
栽培の現場は年に何回か抜き打ちで検査されるなど、厳しい品質管理がなされているこだわりよう。
「トマトの香りは高く、酸味は強めで舌の両側に酸っぱさを感じます。とはいえ、後味はしっかりと甘いので、酸味も甘みも強い濃厚なトマトが好きな人に人気がありますね」
②皮のやわらかさも自慢!<フルーツミニトマト>
「アイメック栽培という特殊なフイルムが使われる方法で、トマトの根に養分だけを与え、余分な水分や雑菌を遮断しています。そうすることで、糖度が高くて品質の良いトマトが生産できるんです」
粒の大きさはうずらの卵ほど、実の下が少しツンととがっています。食べてみると、皮は溶けてしまうように舌に残りません。また、粒の小さいものが特に味が濃いことにも気づきます。
「育て方によってはもっと大きくなる品種なのですが、生産農家がなるべく小さく育てるんです。そうすることで、甘みと酸味がギュッと凝縮するんです」
③優れた味のバランスが自慢!<徳谷(とくたに)トマト>
桃太郎などの大きくなる品種を、水を不足気味にして厳しい環境で小さく育てると、味の濃いものができあがるそう。<徳谷トマト>はまさにそうやって育てられた、高知県の中でも人気の高いブランドフルーツトマトです。
「高知県高知市の徳谷地区は土壌に塩分を多く含み、この塩分がトマトの栽培には向いているんです。<徳谷トマト>の糖度は8度以上といわれますが、糖度が高ければいいとは限りません。糖度が高い以上に、酸味がしっかりとしている。バランスが良く、引き締まった味わいが特徴ですね」
<室町万弥>では、<徳谷トマト>の中でも技術の高い限られた農家と取引きをして、本当に美味しいと思えるトマトだけを店頭に出しているそうです。
「トマト」の概念を覆させられること間違い無しの3つのブランドトマト。ぜひ一度、味わってみてください。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、2016年6月1日(水)〜6月14日(火)のトマトウィークスの期間中、日本橋三越本店本館地下1階=野菜/室町万弥にてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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