2016.04.12
だしパックの意外な使い方! から揚げの下味から和え物まで
味噌汁も煮物も、できることならきちんとだしを取って作りたい。でも毎日の料理ではちょっと面倒……そんなときの強い味方が「だしパック」。湯で煮出すだけで、自然なうまみが効いただしが取れる便利なアイテムです。
でも「全部使い切るのが大変そう」など、なかなか手が出せないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です! 実は「だしパック」って、中身の粉をそのまま調味料としても使えるんです。いつもの料理に風味やうまみを手軽にプラスできるアイディアを、料理研究家の濱田美里先生に聞きました。
納豆にサラダ、から揚げにも!? だしパック活用術
①うまみが引き立つ! 付属のタレの代わりに納豆へ
一番簡単な使い方がこれ。だしパックの中身を適量納豆に混ぜるだけ。付属のタレやからしは不要です。付属のタレに比べて塩気が少なめですが、その分、昆布や鰹節のうまみが引き立ちます。まろやかでやさしい味わいになるので、朝食にぴったり。お好みでしょうゆや味噌を少し足しても美味しいです。
②サラダに混ぜれば、浅漬け感覚の「だしサラダ」に
ドレッシングの代わりにサラダに入れるのも◎。細かく切った野菜にふりかけて、よく混ぜればOKです。昆布を使ったものなど、塩気のあるだしパックがよく合います。
さっぱりとした中にうまみが加わり、だしパックの塩気で野菜がしんなりとしてくるので、浅漬けのような感覚で食べられます。
③唐揚げの下味に使うと、ちょっと大人の味わいに
鶏むね肉1枚(280g)にだしパック大さじ1とナンプラー(または塩)小さじ2をもみ込むだけ。ほかには調味料がいらず、衣をつけるだけでOKなので、とっても簡単。野菜系のだしを使うと、やさしい味わいになるそう。
だしパックを入れることで、あっさりとした鶏肉にだしのうまみが重なり、味に深みが出ます。ご飯のおかずとしてはもちろん、ちょっと大人の唐揚げとして、お酒の肴にも最適です。
王道の和風から野菜だしまで! オススメだしパック5選
①老舗乾物屋が作った、バランスの良い優等生
創業150年の老舗乾物屋が厳選したさば節やいわし節など、5つの素材をブレンドしただしパック。素材の味が重なり合ったバランスの良さで、どんな料理にもマッチします。
【材料】
さば節・いわし節・かつお節・椎茸・昆布
【使いたい料理】
味噌汁や肉じゃがなど、濃い味付けの土台にすると味がまとまる
②だしの味をシンプルに堪能したい、繊細な関西風
鹿児島県指宿市で獲れたかつおや北海道利尻産の昆布で作られただしパックは、クセのない上品な味わい。料理の味の土台となり、素材の持ち味を引き立てます。
【材料】
かつお節・昆布・しいたけ
【使いたい料理】
汁ものや煮物のベースに
③最高級のかつお節と昆布を使用。本格派のだしパック
伊勢波切産のかつおと北海道知床産の昆布を、伝統的な製法で加工をして作り上げただしパック。澄みきった香りと芳醇なコクのある、料亭のような美味しさです。
【材料】
かつお節・昆布
【使いたい料理】
だしが料理の味の要になるお吸い物、茶碗蒸し、うどんなどに。あらゆる和食にマッチ
④洋食にも使える、野菜を使った優しいだし
玉ねぎ、セロリ、トマトなど熊本県産の11種類の野菜を乾燥させ、粉末にしただしパック。やさしいうまみに加え、野菜の甘みも堪能できる。
【材料】
玉ねぎ・キャベツ・おから・えのき・大根・セロリ・トマト・ごぼう・しいたけ・にんじん・しょうが
【使いたい料理】
和食にはもちろん、ポトフやリゾットにも。
⑤かつお節100%の体にやさしい粉末だし
かつお節だけを粉末にしたシンプルな粉末だし。パックに入っていないので、調味料としてそのまま料理に使えます。添加物が入っていないのも特徴。粒子が細かく料理の仕上げに使うと、ふわっとしたかつお節の香りをプラスできます。
【材料】
かつお節
【使いたい料理】
炒め物、おひたしなどの仕上げにひとふり
だしを取る以外にも使い道の多いだしパック。ひとつ買っておけば、日々の料理で役に立つこと間違いなしです。
濱田美里
料理研究家。和食からスイーツにいたるまで、さまざまな料理本を執筆。新聞、雑誌、TVなどで活躍するほか、国際中医師、国際中医薬膳師の資格も持つ。
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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