2016.04.13
食品フロアスタッフが本気で勧める、あの店の「コレおいしい!」#11
日頃、三越伊勢丹の食品フロアで、実際に店頭に立っているスタッフたち。美食の戦場、美味の密林とでもいうべき空間で、お互いに最上の味をお客さまに届けるべく、切磋琢磨を続けています。そんな彼らが、「あえて」他店の商品からおすすめしたい「コレおいしい!」を紹介する、この連載。強者は強者を知るように、本当に美味しいものを知っているのは、彼らなのです。
第11回:フレイバー 木村真志美さん
雲のようにふわっふわでひと口食べればしっとりなめらか、やさしい甘さが広がるシフォンケーキ。世のスイーツファンを虜にしている人気店が、ホームメイドケーキ専門店の<フレイバー>です。伊勢丹新宿店の店長・木村真志美さんも<フレイバー>のケーキに衝撃を受けた1人。長年専業主婦として生活していましたが、お子さんの手が掛からなくなったタイミングだったこともあり、18年前に憧れの<フレイバー>に入社したという経歴を持つママさんスタイリストです。今回は、家事に仕事に大忙しの木村さんを癒やす「オフタイムのお供」3品を紹介します。
木村さんのおすすめ①:本当は教えたくない! 私だけのご褒美シュークリーム
1品目は、洋菓子の人気ブランド<アンリ・シャルパンティエ>から、シュー生地の中にプリンを詰め込んだ「プディング・シュー」を紹介。木村さんは自分へのご褒美として、月に1度は食べるそうです。
「疲れたときやがんばったときなど、無性に食べたくなる味ってありますよね。私にとっては、それがシュークリーム。この『プディング・シュー』はカスタードとプリン、生クリームが層になっているのですが、意外なほどあっさりした大人な味。もう5〜6年食べ続けている大好物なひと品です」
今や木村さんの生活に欠かせない「プディング・シュー」ですが、最近はあまりの人気ぶりで売り切れることもしばしば。どうしても食べたいときは勤務前にお店に立ち寄って確保するほどだとか。
「だから、本当は教えたくない(笑)。私だけのものになってほしいです!」
木村さんのおすすめ②:主婦友達にも大好評! 大人のしっとり甘納豆
次に紹介するのは、和菓子の人気店<花園万頭>の「ぬれ甘なつと お手玉」。北海道産大納言小豆を使用した小ぶりなサイズが特徴で、それが少量ずつ「お手玉」のようにパッケージされているので、手土産にもぴったりです。
「実は私は甘いものがそれほど得意ではないのですが、この甘納豆は砂糖が控えめでとても上品。主婦友達とお茶するときに、手土産に選ぶことが多いですね」
1粒1粒ゆっくり食べてもいいのですが、木村さんにはより美味しく味わう「裏技」があるそう……。
「『お手玉』を持ち、ザーッ!て一気に口に流し込む(笑)。これ、本当に美味しいんですよ!」
甘納豆十数粒を、なんとひと口で! 口から溢れんばかりのぜいたくを、ぜひお試しください。
木村さんのおすすめ③:家族もぞっこん! ぷりっぷりの高級銀だら
3品目は、木村さんがご両親への贈り物に愛用しているという<鈴波>の「銀だら」です。
「大人になってからの両親へのプレゼントって、結構悩みますよね。そんな中、この『銀だら』を選んでみたところ、これが大当たり。粕漬けにした切り身をガーゼに包んでいるので、みりん粕を拭き取る手間が不要で簡単に調理できるし、まろやかで上品な味付けが高齢の両親にも大好評でした。母は『贈り物は銀だらにしてくれ』って言っています」
木村さんの自宅ではこの「銀だら」を常備しており、急な来客時やパーティの目玉として、また日々のちょっとしたご馳走として愛用しているそうです。
一日がんばった仕事の後、美味しいご飯を食べて、ゆったりとテレビを見たり、会話をしたり、そういったひとときが一番の幸せなのだと木村さんはいいます。
デパ地下歩きなら水曜日がおすすめ!
現場で活躍するスタイリストだからこそ知っている、おすすめの食品フロアの歩き方は「水曜日」に行くことだそう。
「多くの店で商品が入れ替わるタイミングが水曜日。新商品をいち早くチェックできますよ!」
水曜日の食品フロアは要チェックです!
「フレイバー」のおすすめ
木村さんが自らおすすめする<フレイバー>の商品は、30年以上変わらない定番商品「メープルシフォンケーキ」です。
「バターなどの脂肪分を使わず、卵白を泡立ててふんわりと焼き上げた看板商品です。とてもやわらかいので、小さなお子さまからお年寄りまで、幅広いお客さまに愛されています。1ホールで2〜4人前ですが、私がはじめて食べたときはあまりの美味しさに2/3ほどペロッと食べてしまいました」
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