2016.03.22
さっぱり派? とろ〜り派? 毎日食べたいヨーグルト食べ比べ
朝食の定番ヨーグルトですが、体に良さそうだからと、なんとなく食べている人も多いのではないでしょうか? ひと口にヨーグルトといっても、種類はさまざま。舌触りや味わいはもちろん、牛乳や乳酸菌のタイプまで、近年、その違いはますます顕著になっているのだとか。
そこで今回は、最新のヨーグルト事情を知るべく、ヨーグルトに詳しい国分首都圏株式会社 伊勢丹新宿店担当の小林大地さん、伊勢丹新宿店のシェフズセレクション担当の齋藤聖子さんを直撃。おすすめの4品を食べ比べました。
今どきヨーグルト、2つのトレンド!
小林さん、齋藤さんの2人が考える、ここ数年のヨーグルトのトレンドは大きく2つ。
トレンド① ラグジュアリーなスイーツ化
「濃厚なギリシャヨーグルトなどをはじめ、ちょっと贅沢なスイーツとしての人気も高まってきています。満足感が得られるのに低カロリーとあって、若い女性を中心に注目を集めているようですね」(齋藤さん)
トレンド② 使い方の多様化
「そのまま食べるだけでなく、水を切ってより濃厚にして食べたり、ドリンクにアレンジしたり、料理の下ごしらえや調味料として使う方も増えてきています」(小林さん)
これまで、朝食やおやつなど、カジュアルな食べ物としてのイメージが強かったヨーグルトですが、ここ数年で、想像以上に進化しているようです。さっそく、実際に2人がセレクトしたヨーグルトを食べ比べてみたいと思います!
毎日食べたいシンプル&ピュアな味わい
「千本松牧場生乳100%プレーンヨーグルト」は、栃木県千本松牧場の生乳を使い、保存料などを一切加えていないプレーンタイプ。スプーンですくえばなめらかに崩れ、あとには乳清(ヨーグルトの製造過程でできる透き通った液体、これも栄養価抜群!)が残ります。食べてみると、酸味は少し強め。ただ、毎朝食べたいと思えるスタンダードな味です。
「すごくシンプルに作られたヨーグルトなんですよ」(小林さん)
各家庭に1つは常備して、ジャムを入れたり、はちみつをかけたりと、家族みんなで自由に楽しみたいですね。
毎朝食べるためのアレンジ:寝かせフルーツヨーグルト
「前の晩にドライフルーツをつけておくと、フルーツがヨーグルトの水分を吸収し、ヨーグルトにはフルーツの甘みが染みこんで、美味しくなるんです」(齋藤さん)
スイーツ感覚で食べる、超濃厚なご褒美ヨーグルト
2品目は、こってりクリーミーな「山吹色のプレーンヨーグルト」。伊勢丹新宿店では、1週間のうち3日間しか入荷のない、稀少な商品なのだそう。フタを開けると、まず目に入るのはフタの裏側と器の縁とにたっぷりと付いた、ジャージー牛乳の「クリーム」。ノンホモジナイズド製法で作っているので、ヨーグルトからクリームが分離するんだそうです。
「見てください、この濃厚なクリーム! スプーンですくって、振ってもなかなか落ちないでしょう? まずはこれだけを食べてみてほしいですね」(小林さん)
食べた瞬間、まるでバターのようなすごいコクにびっくり! ミルクの味がしっかり感じられます。
「これくらいのクリーム感だと、ジャムやはちみつよりもメープルシロップやチョコレートソースが合うんです。もはやスイーツの域です」(齋藤さん)
毎朝食べるためのアレンジ:トーストにオン!
「クリーム感たっぷりのこのヨーグルトだからこそできるアレンジ。ふちのクリームと一緒に塗ると、上質なクロテッドクリームのようです」(小林さん)
舌触りがクセになるとろとろタイプ
3品目は「ピエトロヨーグルト オリゴ糖入り」。熊本県産の生乳を100%使用した完全受注生産品。
「ヨーグルトが苦手な人にもぜひ一度は食べていただきたい一品です。実は、個人的に一番好きな味なんです。今朝も食べてきました」(小林さん)
飲めそうなくらいのとろ~りとした感じが印象的で、この舌触りは今までにないかも! オリゴ糖の甘さが自然で、しっかり甘いのに後味はさっぱりしていて、いくらでも食べられそうです。
毎朝食べるためのアレンジ:シリアルにトッピング
「自然な甘さとなめらかな舌触りが、甘さ控えめのシリアルにぴったり。あえて手を加えず、そのままの美味しさを楽しんで」(小林さん)
もはやチーズ? 料理のための濃厚ヨーグルト
最後は人気のギリシャタイプの本格派。ギリシャの伝統的な乳酸菌を使った「ギリシャヨーグルト アテナ」です。食べる前に感じたのは、「え、すごくかたい!?」と驚くほどのかたさ。スプーンですくった後も、しっかりと形をとどめています。質感も味もこれまでのヨーグルトとはまったく違うタイプ。
「実はこの商品、料理に使うことに特化して作られたヨーグルトなんです。熱しても分離しにくいので、幅広いメニューに活用できます。もちろん低カロリーなので、マヨネーズやバターの代わりにするのもおすすめですよ!」(小林さん)
「濃厚なクリーミーさがあるのに、味はかなりさっぱり、不思議ですね。独特のコクはバターやチーズに近いかも」(齋藤さん)
毎朝食べるためのアレンジ:ギリシャ風ヨーグルトドレッシング
「塩とお好みの調味料(サラダ用のシーズニングなど)を混ぜ合わせれば、ギリシャ風のヨーグルトドレッシングに! サラダにも肉料理にも合います」(小林さん)
実際に食べ比べてみると、味の幅広さにびっくり! みなさんも、自分のお気に入りのヨーグルトを見つけて、自由でグルメなヨーグルトライフをはじめませんか?
商品の取扱いについて
記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=シェフズセレクションにてお取扱いがございます。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
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