新春に届けたい、人気ショップのとっておき。「喜ばれる！ 甘くない手土産」4選

新年のご挨拶というと、甘いものが定番。けれど「甘いものが苦手」という方は、意外に多いもの。そんな方にも喜んでいただける、お正月ならではの「甘くない手土産」をご紹介します。

おせちにピッタリのお吸いもの、人気店の味を自宅で楽しめるごはんの素、縁起物のお茶など、新年の食卓に彩りを添える老舗の逸品を、日本橋三越本店食品計画担当の松平敬さんに教えてもらいました。

急な来客にも重宝するふやきお汁「ふく梅」

金沢の＜加賀麩 不室屋＞の『ふく梅』は、お湯を注ぐと、中から細工麩や野菜が出てくるお吸いもの。花麩のほか、ゆず、大根、ほうれん草、おぼろ昆布が入っています。

「金沢のお正月縁起菓子『福梅』にちなんでつくられた、ふやきお汁です。おせちのお吸いものなど、急な来客時にも重宝します。お餅を入れれば、ゆずの香る上品なお雑煮になります」（松平さん）

おめでたい席にふさわしい「めで鯛ごはんの素」

活きのいい真鯛をじっくり煮込んで出汁をとった『めで鯛ごはん』は、自宅で専門店の味を手軽に楽しむことのできるごはんの素です。

「三重県産の活け鯛を3枚におろし形よく焼き、アラを煮出してうまみを凝縮した煮汁に、醤油や酒、みりんなどで味を調えた特製の出汁を添えました。おめでたい席にぜひ」（松平さん）

縁起物のお茶でおもてなし「大福茶」

旧年の邪気を払い、新年を祝福する、京都＜一保堂茶舗＞の『大福茶』です。お正月の来客時や、毎日の家族団らんにも合う玄米茶。

「＜一保堂茶舗＞の大福茶は、通常よりも上質な茶葉を使用した玄米茶。この時季だけの限定品です。縁起物なので、１年間の無病息災の願いを込めた贈りものにピッタリです」（松平さん）

驚きと笑顔を届ける「彩り昆布」

乾いた状態で小袋に入っていて、水で5分ほど戻すと文字や形になる＜昆布の川ひと＞の『彩り昆布』です。「クローバー」「富士山」「招き猫」モチーフや、「開運」「幸福」「飛躍」等の文字シリーズがあり、海外のお土産としても重宝します。

「北海道産長昆布を使用した、遊び心たっぷりの彩り昆布。お吸い物に入れたり、味付けして料理の飾り付けに使ったり、いろいろなアレンジが楽しめます」（松平さん）

「甘くない手土産」は、甘いものが苦手な人はもちろん、お正月の突然の来客時に重宝する一品としても喜ばれるすぐれもの。「福」「めで鯛」などの名は縁起もよく、いずれも常温保存できて、日持ちもするので安心です。日頃お世話になっている大切な人だから、喜んでもらえるものを贈りたい。こんな手土産なら、言葉にしない想いも、きっと相手に届けてくれることでしょう。

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