家族で楽しむ？ 食べ比べ？ 2015年クリスマスケーキ、注目トレンド大解剖！

10月に入ると「クリスマスケーキ」のカタログを各所で見かけるようになり、シーズンが近づいていることを感じます。それにしても最近のクリスマスケーキは多彩！ カタログにも趣向が凝らされていて、見ているだけでもわくわくしてきますよね。どのケーキも本当においしそうで、目移りしてしまいます。

せっかくなら、今年らしいアイテムを入手したいもの。そこで、クリスマスケーキに詳しい三越伊勢丹の洋菓子アシスタントバイヤー・宇野佑衣さんと三宅文乃さんに、2015年の人気の傾向と、「いまどき感」の感じられるアイテムを教えてもらいました。

トレンドは、「家族でわいわい」「本物志向」「食べ比べ」の３方向に分かれるようです。

トレンド１：家族の集いにぴったりな、「飾れる」クリスマスケーキ

「大勢でパーティ、2人だけでなど、クリスマスの楽しみ方は年々多様化していますが、王道の『家族でケーキを囲む』という方は、やはり多くいらっしゃいます。そんな方たちに向けた、特に今年らしいアイテムは、最後の飾りつけを楽しめるタイプのケーキ。家の周りを好きなように飾りつけられるアイテムが登場しています」と宇野さん。 家族みんなでわいわい仕上げたケーキは、きっと思い出に残るはずです

トレンド2：素材、技にこだわった「本物志向」も人気

「トレンドの2つ目は『本物志向』。ここ数年は、お気に入りのブランドを指名買いされるお客さまが多い傾向にあります。クリスマスケーキもお子さまに本物の味を食べさせたいというお客さまの声も多く耳にしますので、今年はそれぞれのブランドの『十八番』（おはこ）をテーマに選んでいただくといいかもしれません」（宇野さん）

トレンド3：複数買いをして、「食べ比べ」をするのがブーム？

「ここ最近は、スイーツ好きな方が１人で複数買いしたり、みんなで持ち寄って食べるというニーズも増えています。そんな、スイーツの感度が高い方向けに提案しているのが、『デザインや素材使い』に新しさのあるケーキ。五感に響くような趣向が凝らされたケーキに、トレンド感が反映されていますね」（三宅さん）

各店からお目見えする2015年のクリスマスケーキ

＜日本橋三越＞

マカロン生地のニッセが別添えで14枚付いていて、ホワイトチョコレートでできた家の周りを好きなように飾り付けが可能。わいわい楽しめるケーキです。

＜銀座三越＞

＜パティシエ・シマ＞の『十八番』と言える一品。シェフがこだわりを持つというフロマージュブランのおいしさが際立ちます。いちごの華やかさも目をひくスペシャリテ。

＜伊勢丹新宿店＞

ヘーゼルナッツが大好きな同店のシェフ・捧雄介氏の真骨頂と呼べるこのクリスマスケーキは、いくつもの表情を持つヘーゼルナッツの香りとコクを凝縮したクリームに、コーヒーとアロマのうまみを閉じ込めたムースを合わせたもの。同じくこだわりのある他店のケーキも並べて、食べ比べをしてみたくなるアイテムです。

 

年々変化する「クリスマスケーキ」のトレンド。「誰とどのように楽しむのか？」をコンセプトにするのが、2015年のクリスマスケーキ選びのカギとなりそうです。

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