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2015.10.13

ラム肉をもっと楽しむ! 合わせるワインの豆知識

ラムのソテーと赤ワイン

ラム(羊肉)。日本の食卓ではまだまだ時々の登板ですが、どうやら家庭料理にも相当フレンドリーな食材のようです。WEB FOODIEではこれまでに、カンタンなのに食卓が華やぐラムのレシピも紹介してきました!

今回はさらにラムと親しむべく、楽しい食卓には付き物の、「ドリンク」についての豆知識。伊勢丹新宿店本館地下1階グランド カーヴ ソムリエの宮沢さんに聞いてみました。「ラム肉と合うのは、どんなワインですか?」

ラムに合うワイン、基本の「き」

「ラム肉をおうちで、というとまずは……、ハーブを使って焼くっていうのが、簡単で美味しいですよね」

まさに、岩田シェフに伺ったのもそのレシピでした!

「合わせるならこのへんかな、と、僕たちワインの勉強をした人間なら誰もが思うワインがあります。それは、ボルドーの赤。例えばこれとか」

ポイヤック・ド・ランシュ・バージュ 2010

ポイヤック・ド・ランシュ・バージュ 2010 4,860円(税込)

「焼いたラム肉の風味、ハーブの香り、スパイシーさ。ボルドー地方の赤ワインの、上品で少し鉄っぽい味わいがとてもよく寄り添います。

僕はシンプルに焼いたラム肉をゆず胡椒で食べるのも好きなんですが、ゆず胡椒の風味も、少し青さがあってスパイシーでしょう? だからやっぱり、ボルドーの赤で美味しくいただけますよ」

ゆず胡椒でラム、というところも含め、ぜひ覚えておきたいアドバイスです!

煮込んでみた日は、果実味ワイン。

「あとは、トマト煮にする方も多いかなと思うんですが。クスクスと合わせてみたりね」

これからの季節、『煮込み』のある食卓って幸せですよね。

「トマトが入ると、お料理に『酸味』が備わりますよね。そうすると今度は、『果実味』の豊かなワインがしっくりくるようになります。先程お伝えしたボルドーのワインからもう少しフランスを南下して、コート・デュ・ローヌ地方のワインをご紹介したいです」

シャトー・デ・トゥール|コート・デュ・ローヌ ルージュ 2011

シャトー・デ・トゥール|コート・デュ・ローヌ ルージュ 2011 4,320円(税込)

こちらはグルナッシュというブドウが主体。豊かな果実味がありながら、淡くうまみもある1本だそう。

焼くだけ、煮込むだけ……気取らないラム料理の傍らにぜひ、お肉と高め合う1本のワインを。とっても満足な食卓の出来上がり!

文: 川杉弘恵

写真:蔦野裕、八田政玄(1枚目左)、Think Stock/Getty Images(1枚目右)
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バイヤー・スタイリスト / 宮沢典芳
伊勢丹新宿店本館地下1階「グランド カーヴ」のソムリエ。年1回は、フランスのシャンパーニュ地方へ足を運ぶほど、泡が大好き! 毎日、シャンパーニュが飲めるような生活にあこがれつつ、日常ではビールやハイボールなどの泡も楽しんでいる。 趣味は、スタジアムでのサッカー観戦。ひいきのチームは、地元の柏レイソル。

商品の取扱いについて

記事で紹介している商品は、伊勢丹新宿店本館地下1階=グランド カーヴにてお取扱いがございます。
伊勢丹のワイン・洋酒サイトGrande Cave Onlineでは、オンラインショッピングをはじめ、プロモーション・イベント情報など、旬なワイン情報をお届けしています。

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